第2次ベビーブーム前後に生まれ、勤労する人数も多い50代のミドル・シニア層。職業生活もゴールが見えてくる年代ですが、キャリアの課題を抱えている人も多く見られます。ここでは、そんな50代が抱えるキャリアの課題と、企業側ができるサポートについて解説していきます。
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ミドルキャリア研修
社会人材コミュニケーションズの研修は、個人向けキャリアマネジメント研修「知命塾」で培ったノウハウを活用し、社員一人ひとりの課題に向き合い、プロフェッショナルとしての活躍を促します。企業の実情に合わせたカスタマイズ研修や、外部との交流を含む実践的なプログラムを通じて、ミドル・シニア層の主体的なキャリア形成を支援します。
リクルートマネジメントソリューションズのミドル・シニア向けキャリア研修は、キャリアの停滞感やモチベーション低下に直面する40代社員に対し、複数のキャリアバリエーションを描く場を提供します。これにより、組織内での新たな挑戦や自己成長を促し、雇用延長を見据えた主体的なキャリア形成を支援します。
女性キャリアが活躍しきれない現状を変えたいなら、制度の見直しや、女性管理職への研修はもちろん、女性の上司となる男性社員に対しても研修を行い、男性管理職が女性役職者をどうサポートしていくべきかを意識づけしていくことが求められます。インソースの女性活躍推進ための研修はバリエーション豊富で、男女それぞれに必要なアプローチができます。
選出基準
前提:「ミドルキャリア研修」とGoogleで検索して10ページまでに出てくる実際に「ミドル・シニア向け研修」を行っている企業42社を調査し、実績の掲載、講師を掲載している企業をピックアップ。
・社会人材コミュニケーションズ:依頼を受けた企業の課題によって研修内容のカスタマイズを行っている企業の中で年間の実績が最も多い企業
・インソース:パッケージ型の研修を行っている企業の中で年間の実績が最も多い企業
・リクルートマネジメントソリューションズ:マネジメント研修を行っている上場している企業の中で最も年間の実績が多い企業
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社名 | 主なプログラム | 費用 | オンライン対応 |
---|---|---|---|
社会人材コミュニケーションズ | 40代・50代向けキャリア研修 | 記載なし | 〇 |
リクルートマネジメントソリューションズ | リクルートキャリアデザインプログラム | 記載なし | 記載なし |
インソース | 年代別キャリアデザイン研修 | 記載なし | 〇 |
富士通ラーニングメディア | 中高年社員向けキャリアデザイン研修 | 記載なし | 〇 |
ユーキャン | 50代からのキャリアデザイン研修 50代からのキャリアデザイン研修 |
記載なし | 〇 |
日本マンパワー | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
ワコールキャリアサービス | ワコールキャリアサービス研修 | 記載なし | 〇 |
マンパワーグループ | 40代キャリアデザイン研修 50代キャリアデザイン研修 |
記載なし | 記載なし |
パーソル総合研究所 | ミドル・シニア人材躍進 | 記載なし | 記載なし |
ANAビジネスソリューション | ANA流人づくりから考えるミドルシニア向けキャリア研修 | 記載なし | 〇 |
エヌ・ティ・ティ・データ・ユニバーシティ | ミドル層向けキャリアデザイン・ライフプラン研修 | 記載なし | 記載なし |
日本生産性本部 | 40代対象キャリア開発支援研修 50代対象キャリア開発支援研修 |
記載なし | 記載なし |
KOBELCO | 40~50代から考える「人生100年時代」のキャリア研修 | 48,400円/1名 | 〇 |
パーソルキャリアコンサルティング | キャリアマネジメントプログラム | 記載なし | 記載なし |
Yell | YeLL キャリトレ | 記載なし | 〇 |
アイ・イーシー | キャリア&ライフデザイン研修講座 | 22,220円/1名 | 記載なし |
日本コンサルタントグループ | ミドル・シニアのキャリアデザイン | 記載なし | 〇 |
alue | 40代キャリア研修 | 記載なし | 〇 |
ライフワークス | 40代のキャリア研修 50代のキャリア研修 |
550000円(税抜)~ | 記載なし |
RESKILL | ミドル・シニア層活躍研修 | 記載なし | 〇 |
nobetech | 40代キャリア研修 50代キャリア研修 |
記載なし | 〇 |
マネジメントサポートグループ | 発達段階別4つのキャリア研修 | 記載なし | 記載なし |
NEWONE | 40代向けキャリア研修 50代向けキャリア研修 |
記載なし | 〇 |
HRラボ | 40歳からのキャリアデザイン研修 50歳からのキャリアデザイン研修 |
記載なし | 記載なし |
ライフデザインサービス | ミドル・シニア向けキャリアデザイン・ライフデザイン研修 | 記載なし | 〇 |
50代の社員は、豊富な経験と知識を持ちながらも、キャリアの節目に立ち、将来への不安やモチベーションの低下といった課題に直面しがちです。そのため、彼らのキャリア自律を促進し、組織全体の活性化を図るための研修が重要となります。ここでは、50代を対象としたキャリア研修の一般的な内容や特徴をご紹介します。
50代の社員は、長年の業務経験を通じて多くのスキルや知識を蓄積していますが、自身の強みや価値観を改めて見直す機会は少ないかもしれません。研修では、自己分析やアセスメントツールを活用し、自分の強みや興味、価値観を再確認します。これにより、今後のキャリアビジョンを明確にし、主体的な行動を促進します。
定年や役職定年を控える50代の社員にとって、今後のキャリアとライフスタイルをどのように設計するかは重要なテーマです。研修では、これまでのキャリアを振り返り、将来的な目標やビジョンを描くとともに、ライフイベントや健康面も考慮したライフプランニングを行います。これにより、仕事と生活のバランスを取りながら、充実した人生設計をサポートします。
技術革新やビジネス環境の変化が激しい現代において、50代の社員も新たなスキルや知識の習得が求められます。研修では、最新の業界動向や技術に関する情報提供、具体的なスキルアップのための学習機会を提供します。これにより、社員が自信を持って新しい業務や役割に挑戦できるよう支援します。
キャリアの転換期にある50代の社員は、将来への不安やストレスを抱えることが少なくありません。研修では、メンタルヘルスのケアやストレスマネジメントの手法を学び、心身の健康を維持する方法を提供します。また、モチベーションを高めるための目標設定や自己啓発の手法も取り入れ、前向きに業務に取り組める環境を整えます。
50代の社員は、これまでの経験を活かして組織内で新たな役割を担うことが期待されます。研修では、組織の期待や自身の強みを踏まえた役割の再定義を行い、具体的なキャリアパスを設計します。これにより、社員が自らのキャリアビジョンを持ち、組織への貢献意識を高めることができます。
企業内の人材でも、大きなウエイトを占めているケースが多い50代のミドル・シニア層。今の日本では、このミドル・シニア人材の問題点を改善しようとしている企業が多くなっています。主な問題点は以下の通りです。
現在の50代は、いわゆる団塊ジュニア世代・バブル世代にあたります。出生人数も多い時期であったため、企業内で占めるボリュームも大きめ。日本ならではの年功序列や終身雇用を慣例としている場合、これまで以上に人件費にかかる負担が大きくなっているのも事実です。
これまでの評価制度は年齢を重ねるとともに給与も役職もアップする「年功序列」制度で、それをベースにしている制度を利用している企業も多く見られました。しかし、すべての社員が平等に出世できるワケではありません。また、出世できたとしても役職定年制度で役職を離れるケースもあるでしょう。
この場合、成果に見合わないポストや給与を得ている社員がいるケースは、他の社員にも影響を及ぼす可能性があります。
高年齢者雇用安定法が改正され、2021年4月から企業は70歳までの就業機会確保措置を取ることが努力義務となりました。さらに2025年4月には、「65歳までの定年の引き上げ」「希望者に対する65歳までの継続雇用」「定年の定めの廃止」のいずれかを企業は導入しなければなりません。
定年年齢が上がってミドル・シニアの継続雇用をするとなると、新規の採用枠を減らすといった措置を取らなければならないケースがあり、企業組織の新陳代謝が滞る可能性が高まります。
多くの企業では、50代の社員に期待されるリーダーシップやマネジメントの役割があります。しかし、全員がそのような役割を望んでいるわけではありません。 技術の専門家としてのキャリアを追求したい、あるいは現場の業務に専念したいと考える社員もいます。
また、人材育成やコーチングスキルに自信がないにもかかわらず、若手社員の育成や指導を任されることもあります。このギャップは、仕事の満足度低下や職場ストレスの原因となり得ます。
上記のアンケート調査によると、キャリア研修の実施率は新人・若手向けが最も高く、年代が上がるごとに減少し、特に50代と60代の実施率が低いことが明らかになっています。さらに、ミドルシニア向けの研修を実施している企業においても、年代が上がるごとに研修の効果実感が低下する傾向が見られます。
しかし、40代、50代、60代の中高年社員の活躍は、若手従業員の就労意識に良い影響を与え、転職意向を抑制するなど、組織全体の活性化につながることが指摘されています。
このような背景から、ミドルシニア世代のキャリア開発支援を強化し、彼らの活躍を促進することが、組織全体の活性化に寄与すると考えられます。
リストラやアーリーリタイヤの促進を考える企業もありますが、50代のミドル・シニア人材には「これまでに蓄積した経験と知識」「高い専門性」などがあり、「次世代の育成」といった業務で活躍できるケースが多く見られます。
こうしたメリットに注目して活躍をバックアップする取り組みが、キャリア自律です。これは、自らが今後のキャリアを具体的にイメージし、それに必要なキャリア開発を進めていくというもの。
企業側が50代のキャリア自律を促すことができれば、ミドル・シニア人材は自分自身の強みを明確に把握できるようになり、モチベーションがおのずとアップ。パフォーマンスの上昇にもつながり、企業への貢献も期待できるようになるでしょう。
ミドル・シニア人材が職場でイキイキと活躍するようになると、それを見る若手社員にもよい影響があると言われています。
企業の成長や雇用制度も不安定となっている今、若手社員も自身の将来に不安を抱いています。しかし、自分たちがいずれ到達するであろう50代のミドル・シニア人材の活躍を目の当たりにすることで、将来に希望を持てるようになるかもしれません。
実際、パーソル総合研究所の「シニア従業員とその同僚の就労意識に関する定量調査(※)」では、ミドル・シニア人材が目的をもって活躍している職場では、若手社員の転職意向が抑えられていることが分かっています。
※調査対象者共通条件:全国男女 企業規模100人以上、第一次産業を除く日本企業のみ
※調査対象者内訳:
【A群】シニア従業員3,000人(正社員2,409人、定年後再雇用(フルタイム)375人、定年後再雇用(パートタイム)94人、定年後再雇用(嘱託)122人
【B群】若年従業員3,000人(取締役・代表取締役・社長相当を除く正社員、各年代1,000人(男女各500人)ずつ
※合計サンプル数:6,000人
※調査期間:2021年1月6日~1月12日
ミドル・シニア人材のモチベーションを高め、自身のキャリア課題と向き合ってもらうために、企業側ができることについてご紹介します。
年功序列の評価制度・人事制度がベースとなっている場合、まずはその制度自体を改革する必要があります。その方法のひとつが、ジョブ型雇用の採用です。
ジョブ型雇用とは、職種や業務内容に適した人材を採用するシステムのこと。ジョブ型の雇用にすることで従業員それぞれの役割・立場・仕事内容が明確になり、成果も可視化されやすくなります。評価についても、適切に行えるようになるでしょう。
導入に際しては、職種をオープンにして誰でも選択できるようにし、そのために必要な取り組み・資格等も提示しましょう。こうすることで目的が明確となり、学ぶ意欲やモチベーションの向上にもつながっていくと考えられます。
制度を変えるだけでなく、人事や人材育成などに携わるマネジメント層の意識を改革することも重要です。これまでは勤続年数や年齢に合わせて昇格・昇給するのが一般的でしたが、取り組んでいる業務の重要さや成果に合わせて評価を行い、それに合わせたポジション・給与を考える形式に変えていくことも検討が必要です。
役職定年や降格、収入の変化、昇進できないといった、自身のキャリアに生じるかもしれない不都合な現実に目を向け、キャリアを見つめ直す機会を提供することも大切です。代表的な取り組みに、キャリア研修があります。
具体的な将来像を思い描くことで学び直しなどの必要な取り組みが明確となり、ミドル・シニア人材における自律意識の向上も促されるでしょう。
50代ミドル・シニア人材の活用は、企業の成長にとって重要な要素のひとつ。それをバックアップするために導入したいのが、ミドル・シニア人材向けの研修です。
50代のミドル・シニア人材に自分自身やキャリア課題について見つめ直してもらい、仕事への意識を高めてもらうことは企業にとっても有意義な取り組み。また、マネジメント層や企業全体の意識改革にもつながっていくでしょう。
上記のようなメリットのあるキャリア研修ですが、実施することでどのような成果が得られるのでしょうか。実際に40~50代向けのキャリア研修を行った企業の成果を紹介します。
実際に50代向けのキャリア研修を受けた人から下記のような感想が挙がっています。
研修内容は研修を実施する企業によって様々ですが、ここでは代表的ものをご紹介します。
ここでは、自分のキャリアを客観的に評価し、自身のこれまで経歴を洗い出していきます。
さらに、「どのような仕事に熱意を感じ」、「どのような業務で充実感や価値観を感じたか」についても洗い出しをしていきます。
50代の社員が自信を持って働いていくためにもキャリアの棚卸は非常に重要です。
長年培った自分たちのスキルや技能が失われてしまうと会社にとっては大きな損失になります。 次世代の若手に継承していくためにも知識や技能の伝承の方法を学んでいきます。
自分達が伝承すべき知識や技能を洗い出し、具体的な伝承方法を考えていきます。
さらには、シニア期の従業員に求められることを学び、シニア期の望ましい働き方を
講義やワークの中で学んでいきます。
このようにキャリア研修を行うことで、企業全体でメリットを感じられるでしょう。
ただし、内製では限界があります。ミドル・シニアが抱える悩みや課題は多種多様であり、ノウハウを持っていないとなかなか成果として現れづらいでしょう。本メディアではミドル・シニア向けにキャリア研修を実施している会社の中から課題別におすすめの研修会社を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ターゲットとなる社員で選ぶ
ミドルキャリア研修
社会人材コミュニケーションズの研修は、個人向けキャリアマネジメント研修「知命塾」で培ったノウハウを活用し、社員一人ひとりの課題に向き合い、プロフェッショナルとしての活躍を促します。企業の実情に合わせたカスタマイズ研修や、外部との交流を含む実践的なプログラムを通じて、ミドル・シニア層の主体的なキャリア形成を支援します。
リクルートマネジメントソリューションズのミドル・シニア向けキャリア研修は、キャリアの停滞感やモチベーション低下に直面する40代社員に対し、複数のキャリアバリエーションを描く場を提供します。これにより、組織内での新たな挑戦や自己成長を促し、雇用延長を見据えた主体的なキャリア形成を支援します。
女性キャリアが活躍しきれない現状を変えたいなら、制度の見直しや、女性管理職への研修はもちろん、女性の上司となる男性社員に対しても研修を行い、男性管理職が女性役職者をどうサポートしていくべきかを意識づけしていくことが求められます。インソースの女性活躍推進ための研修はバリエーション豊富で、男女それぞれに必要なアプローチができます。
選出基準
前提:「ミドルキャリア研修」とGoogleで検索して10ページまでに出てくる実際に「ミドル・シニア向け研修」を行っている企業42社を調査し、実績の掲載、講師を掲載している企業をピックアップ。
・社会人材コミュニケーションズ:依頼を受けた企業の課題によって研修内容のカスタマイズを行っている企業の中で年間の実績が最も多い企業
・インソース:パッケージ型の研修を行っている企業の中で年間の実績が最も多い企業
・リクルートマネジメントソリューションズ:マネジメント研修を行っている上場している企業の中で最も年間の実績が多い企業